ようやく春らしい陽気がやってきたある日、地下道の壁画が新しく描き直され、除幕式が行われました。作成の中心となったのは、武庫川女子大学『藤井ゼミ』の皆さんと、ボランティアで参加した鳴尾小学校の子ども達です。一番印象に残ったのは、みんなの笑顔です。達成感と満足感でいっぱいの笑顔は、半年間を超える作業がくれた、素敵な贈り物に見えました。
もちろん、真冬の地下道での作業です。1日8時間以上も地下にこもって作業をしなくてはいけなかった辛さや、綺麗に色付けした上から足跡を付けられていたという悲しさ、壁画という大きなキャンバスでの作画の難しさなど、越えなければいけない壁はたくさんありました。
「四季のファンタジー」と命名された壁画ですが、南北の階段が「夢の空間」へ入って行く通路、地下部分が春・夏・秋・冬それぞれの季節をテーマに描かれています。また、北側の突き当りには、地域の小学生が指スタンプで作ったお花畑、南側の突き当たりは、鳴尾のいちご畑と一本松が描かれ、現在・過去・未来の繋がりを大切にしたいという意味も込められているそうです。色鮮やかに描かれた壁画は、まさに夢の国(ファンタジー)そのものでした。
この鳴尾地下道・壁画作成プロジェクトの指揮をとっていた、藤井准教授からの一言。「地域の方々とのふれあい、また、教育者を目指す学生達が、子ども達・保護者・自治体との関わりを通して何かを感じてくれたなら、このプロジェクトは成功です。」みんなの笑顔に負けないくらい、素敵な笑顔でそうおっしゃっていました。普段何気なく使っていた地下道ですが、こうして改めて壁画を見ていると、作成に携わったたくさんの人の想いが伝わってくるような気がしました。沢山の思いが込められた鳴尾地下道の壁画。一度見に来てみませんか?
?(アケミ)
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